楽天市場のコーヒーランキングを独占している澤井珈琲と加藤珈琲。
存在は知っていたものの、現実世界でマイナーな珈琲屋さんが楽天ランキングの上位を独占している状況が、コーヒー好きとしてどうも信用できず手を出さずにいました。
しかし、コーヒー好きだから飲んでみたいという好奇心
一体どっちが美味しい珈琲なんだという純粋な疑問を解決したく
それぞれの運営会社情報から味の違いまで徹底比較しました!
運営会社情報
澤井珈琲
運営会社:株式会社澤井珈琲
本社所在地:鳥取県
社員数:150人
創業年:1982年
(公式サイトより抜粋)
ネット販売先
自社サイト
楽天市場店
Amazon店
Yahoo!ショッピング店
ポンパレモール
Wowma!
dショッピング
実店舗
東京に二店舗(銀座と浅草)、鳥取3店舗、島根3店舗展開しているとのことです!
澤井珈琲店舗情報
http://www.sawaicoffee.co.jp/tenpo/index.html
加藤珈琲
運営会社: honu加藤珈琲店 株式会社
本社所在地:愛知県
社員数:50人
創業年:1986年 ※2014年にキーコーヒー子会社化
(公式サイトより抜粋)
ネット販売先
自社サイト
楽天市場店
Amazon店
Yahoo!ショッピング店
ポンパレモール
ロハコ
ぐるすぐり
実店舗
名古屋に直営店が1店舗あります!
加藤珈琲店舗情報
http://www.katocoffee.com/com/company/access.html
運営会社情報まとめ
両者ともに1980年代創業の老舗企業です。
今でこそメジャーな嗜好品となっているコーヒーですが創業当時の1980年代ははようやく全日本コーヒー協会が発足しインスタントコーヒーが普及した時代です。もちろんインターネット販売もありません。
そんな中でコーヒーに特化したビジネスを始めたのは時代の先を行っていたということでしょう。
また双方ともにネットでの小売りをメインにしている会社です。ネット販売での先行者利益で成功したと思いますが、最近ではUCCやキーコーヒーなどの大手食品メーカー、Blue bottleや丸山珈琲などのスペシャルティコーヒー専門店もネット販売を当たり前のようにしています。
今後はネットでの生き残り戦争が熾烈化するのでその中でどのような戦略で戦っていくか注目したいですね。
実際に注文してみた!!
注文した豆
今回は各店のオリジナルブレンドを注文しました。シングルではなくブレンドを注文することでそのお店の”個性”がわかるのと、せっかく比較するのであれば条件を揃えたいと思ったからです。それぞれブレンドの種類がいくつかありましたが一番レビューが溜まっていて目玉商品として販売している商品を選びました。
澤井珈琲
レギュラコーヒープレミアムブレンド 500g(濃い味、フレンチロースト)
756円(送料別648円)
https://item.rakuten.co.jp/sawaicoffee-tea/sale001/
こちらの商品、なんと楽天市場のレビュー6028件、評価4.7/5という大大大人気商品です!500g756円なので1杯16gで換算するとあたり約24円という超コスパのよい商品ですね。
裏面にブレンド豆が書かれているのですが、ブラジル+ホンジュラス+その他とのこと。商品ページを見てみたのですがブラジルのサントスをベースにしてるという記載はあるもののそれ以外は特になかったです。うーん、どんな豆が入っているかは全部書いてほしいですね。
加藤珈琲
ヨーロピアンクラシックブレンド(濃いめ、ダークロースト) 100g
464円(送料別540円) https://item.rakuten.co.jp/gourmetcoffee/0501-01/
加藤珈琲は表面にブレンド豆が書いてありました!コロンビアとグァテマラ!コロンビアは酸味と苦味のバランスが取れた豆、 グァテマラ は深煎りによく使われる豆ですね。ブレンドは3~4種類の豆を混ぜることが多いのですがこちらはどのような味になるのか楽しみです!
届くまでの日数
両者ともに8/1に注文したところ…
澤井珈琲→8/4に到着!! (注文から3日後)
加藤珈琲→8/3に到着!! (注文から4日後)
澤井珈琲は注文してから焙煎すると商品ページに書いてあったのでその分の時間がかかったのでしょうか。
とはいえどちらも非常に早い配送で良いですね!
焙煎度合いと欠点豆
さてここからちょっとマニアックな比較になります。
ドーン。
左が澤井、右が加藤です。
焙煎はどちらもダークローストですね。
一見同じように見えますが、加藤珈琲は欠点豆が多め…。
こういった欠点豆は雑味を生むので大幅な減点です…。
では澤井珈琲はどうかというと…焙煎にムラがありますね….。
ネプチューンというタリーズなどで使われている焙煎機をしようしているようですが…。これだと味が安定しないのでこちらも減点です。
豆の香り
続いて豆の香り!
こちらは圧倒的に澤井珈琲の圧勝!香ばしく広がりのある香りで幸せな気分になりました!加藤珈琲は香り弱めですね。
新鮮さ
こちらコーヒー豆においてとても重要な要素になります。いってみればコーヒー豆は果実です。果物は鮮度が大切ですよね?
コーヒーもこの鮮度がどれぐらい保たれているか(=一般的には焙煎後100時間がベスト)が風味を大きく左右します。
そしてその鮮度はというと…
↓加藤珈琲
もくもくもく…
↓澤井珈琲
もくもくもくもくもくもく …
このもくもくは新鮮な豆である証拠です。鮮度が高いほどこのようにドーム状に膨らみガスが抜けていくのです。正直両方ともここまで鮮度が高いと思っていなかったので驚き。勝敗を付けるとしたら僅差で澤井珈琲の勝利ですかね!
※澤井珈琲は白い泡が沢山ついていますが、これは雑味成分が浮き上がってきたものです。
味(ホットコーヒー)
いよいよ味の比較です!まずは豆本来の味が出やすいブラックのホットコーヒー。
澤井珈琲:酸味が強めのさっぱりした味わい。酸味が強めといっても後味にほどよく感じられる程度です。とてもバランスの良い味でした。
加藤珈琲:苦い!おなじフレンチローストですが焦げたような苦味の強めな味です。私には「香ばしい」というより焦げている苦さでちょっと強かったです。
味(アイスコーヒー)
アイスコーヒーは氷をたっぷり入れるので味がだいぶ薄まります。今回は両方とも深煎りなので相性はぴったりのはずですが、勝敗は….
加藤珈琲!! ホットコーヒーでは苦く感じられた味も氷でだいぶ飲みやすくなりました! いっぽう酸は冷たいと感じるときにより助長されるのか澤井珈琲は酸味がより際立っていたと思います。ただ、両者を比較しての感想なので単体で飲んだ時はそこまで違いは感じられないかもしれません。
味(アイスカフェラテ)
そしてラストは先ほどのアイスコーヒーにミルクを投入したアイスカフェラテ。
こちらも、勝利は澤井コーヒー
澤井珈琲vs加藤珈琲の勝敗!
味で言うと、
ホットのブラックで飲むなら澤井珈琲
アイスコーヒーやカフェラテで飲むなら加藤珈琲
総合点でいうと
澤井珈琲の勝利!!!
なんといっても500g756円のコスパの良さはすごいですね。これで鮮度も高いので初心者向けのコーヒー豆としては良いのでしょうか!
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