コーヒーが好きな人は沢山いますよね。
毎朝缶コーヒーを買う人、ランチタイムにスタバに行く人、カフェでコーヒー片手に勉強する人など。中には「将来喫茶店とかひらきたいな~。」みたいなことをぼんやり考えている人もいるのでは?まさに私がそのタイプでもう少し詳しくコーヒーについて学びたかったのでUCCコーヒーアカデミーのベーシックコースとプロフェッショナルコースに約5か月間通ってきました。想像以上にそのスクールが楽しかったので受講を検討している方向けに紹介をしたいと思います。
他のコーヒースクールとなにが違うの?
大手のコーヒーチェーン(スタバやドトールなど)も開講していますが
ほとんどが単発セミナーだったかと思います。
それかもしくはカフェ開業を学ぶ人向けの専門学校。
ボリュームやレベル的にはその二つの間ぐらいなので「開業するほどガチではないけどしっかりコーヒーを学びたい」
という方におすすめのスクールとなっています。
また講師の方はコーヒースクール運営を選任でやっており
バリスタチャンピョンの方もいらっしゃったので非常に質の高いスクールではないかと思います。
修了後に認定試験というのに合格すると卒業生としてスクールやセミナーのお手伝いができる(もちろん報酬もあります)のも魅力的です。
ベーシックコースについて
全4回のコースとなっており、
第1回:コーヒーとの出会い
第2回:コーヒーを知る
第3回:美味しいコーヒーの抽出方法
第4回:コーヒーを楽しむ
という内容を学ぶことができます。ここではそれぞれのやった内容をまとめます。
第1回:コーヒーとの出会い
イントロダクションのような内容でした!
まずはUCCコーヒー博物館の紹介やスクールの見学。
普段は商談用スペースになっているので業務用の機器が沢山展示されていました。ちなみに将来カフェ開業の際にも相談に乗ってもらえるとのことです。
そして次にコーヒーの歴史についての座学。
コーヒーの起源やどのように世界に広まったのか、日本にはいつ輸入されてきたのかなど中々興味深い話ばかりでした。
ちなみにあのカルディは逸話に出てくるコーヒーの豆を見つけた羊飼いの名前から来ているのですよ!
第2回:コーヒーを知る
ここから徐々にコーヒースクールっぽくなってきてワクワクします。
まずはコーヒーの基礎知識ということで色々な品種の生豆と焙煎豆が登場。
実は豆を見るだけでその大まかな品種、製造工程の違いがわかるんです!
なかなか自分でコーヒーを極めようと思っても豆を見比べるなんて発想は出てこないと思うのでスクールならではだなぁと思いました。
次におまちかねのコーヒーテイスティング!!
ここまで産地別の豆の特徴を学んできたので次は味覚で感じます。
いわゆるカッピングなるもの(ワインでもよくある舌で転がしてぺってするやつ)にチャレンジしました。
コーヒー豆が5種類ほど並べられて違いをペーパーに書いていくのですが、
味が違うのはわかるものの表現するとなると言葉が出てこない…。
「まろやか…」「香ばしい…」「酸味がある…」みたいなありきたりな形容詞しか思いつかず自分の語彙力のなさを痛感しました。
講師の方から「アーモンドのような香ばしさ」とか「ヴィンテージワインのような渋さ」とか「乳酸系の酸味」とか説明されると教室全体で「あ~~なるほどなぁ」と納得していました笑
そして講師の解説を聞いてしまうともうその味にしか感じなくなるんですよね笑
ということでここで1日目終了。
カッピングで飲みまくったのでお腹たぽたぽです。
第3回:美味しいコーヒーの抽出方法
抽出実技①ぺーパードリップ
コーヒーの抽出といえばこのぺーパードリップ。
なじみある方も多いのではないでしょうか。
まずは講師の実演。
三投式と呼ばれるオーソドックスな方法で抽出していきます。
ベーシックコースなので一連の流れに加えて、ポッドの持ち方、
粉の量、蒸らす時間など基本的なポイントを教わります。
自宅ドリップをする人だったら知っていることも多いと思いますが
しっかり時間や落とすお湯の量をはかりながら抽出するのはあまり
やらない方も多いのかなと思いました。
そして一番驚いたのが、
同じ豆で同じお湯の量、同じ時間で抽出したはずなのに
受講生同士でお互いのコーヒーを飲んでみると全く味が違うこと!!
味が濃い人もいればまろやかだったり、すっきりしていたり…。
抽出で味が変わるのは知っていましたが条件をそろえても
人によってここまで違うのは本当に驚きでした!!
抽出実技②フレンチプレス
紅茶をいれる器具として使われているフレンチプレス。
恥ずかしながら存在すら知らなかったのですがとても淹れるのが簡単でした!
こちらは特に技術は必要としないので淹れ方で学んでやってみました。
ぺーパーで油分を吸収しないためとてもコクのあるまろやかな味わいに
なりました。うん、この味意外と好きかもです。
ぺーパードリップと違って味が安定しているのもよいですね。
抽出実技③サイフォン
レトロなカフェで時々みかけるサイフォン!
こちらも初めての抽出です。
ガスバーナーをつけてフラスコのような容器を差し込む様子は
さながら理科の実験のよう!
中々工程が多くかつうまく扱わないとガラス部分が割れてしまうようなので
この場で教えてもらえて良かったです。
第4回:コーヒーを楽しむ
コーヒーの作法
そもそもコーヒーに作法があったんだ!!という発見ですよね。
ただお茶と比べると歴史もまだ浅く、客人のもてなし方のような
かっちりしたものではありません。
コーヒーカップの選び方(ブランドの解説や、飲み口の形状による味のちがい)
スプーンやカップの持ち手の向き
カップのエレガントな持ち方
など細かいけれども知っていたら雑学披露できるよねw
という内容でした。
ちなみに、このころには先ほどの抽出パートでコーヒーを大量に飲んでいるので
もうお腹たぽたぽです笑
コーヒーの楽しみ方
フードペアリングの時間です!
ライト~エスプレッソまでコーヒーがどのお菓子にあうのか実際に試食してコメントしました。
おせんべいにもコーヒーの合うあわないがあるんですよ。
特にあうのが一番右のロブスタ種。
コーヒーを飲んで麦茶を感じたことはありませんか?
逆もしかりで濃い麦茶を飲んだ時にコーヒーを感じたこと。
実はロブスタ種は小麦などの穀物の味がするのが特徴で
それがおせんべいにも合うみたいです。
料金や回数
通常コース:全4回、3時間/回 ※東京校は平日昼or夜
短期集中コース:全2回、9:30〜16:30/回 ※東京校は土or日
料金はどちらも20000円(テキスト込)
ベーシックコースまとめ
私が参加したのは通常週1日×4回で修了できるコースを2日に集約させたコースです。
お腹は破裂するぐらいたぽたぽになりましたがコーヒーに関する知識は体系立てて学ぶことができたので大満足のコースでした!
続いてはプロフェッショナルコースです!!
↓
プロフェッショナルコースについて
ベーシックコースの2倍の全8回のコースになっています。
第1回:様々な条件のコーヒーのテイスティング比較と解説
第2回:スペシャルティコーヒー
第3回:ぺーパードリップ
第4回:サイフォン
第5回:エスプレッソ、カプチーノ
第6回:アレンジコーヒー
第7回:ブレンド
第8回:ブレンドコンテスト
講座の内容は回ごとにレポートしようかなと思っているのでこの記事では割愛します。
ベーシックコースとの違い
このコース名からして中々専門性高そうですよね。で、実際ベーシックコースと比べるとより深くコーヒーのことを学べるのですが感覚としては「色々な切り口からコーヒーを学べる」というものでした。
どういうことかというと、美味しいコーヒーを抽出するには色んなエッセンスがあります。豆の品種やブレンド、焙煎度合、粉砕器具、抽出方法、水の硬度、アレンジコーヒー….。ベーシックコースでは基本的な豆の知識や抽出方法を学ぶことができましたがこちらではさらに抽出されるまでの様々なエッセンスを教えてくれるというイメージです。
そして受講者はというと飲食店関係者よりは趣味でコーヒーを
楽しんでいる人たちが多かったように思います。
年代は40代~のおじさまやマダムが圧倒的シェアを占めていましたね。
またベーシックコース修了者のみが受けられるコースになっているのですがベーシックコースで配られるエプロンが受講時期によって変わるので
どんな色のエプロンかで盛り上がっていました!
ちなみに私はネイビー!
ベーシックコースよりも長期的に継続して学べるので仲良くなりやすいというのもプロフェッショナルコースの特徴ですね。
料金や回数
ベーシックコース同様通常コースと短期集中コースがあります!
通常コース:全8回、3時間/回 ※東京校は平日昼or夜
短期集中コース:全4回、 9:30〜16:30/回 ※東京校は土or日
料金はどちらも60000円(テキスト込)
私は通常コースで2か月ほど通いました!
内容としては同じですが個人的には断然通常コースをおすすめします。
なぜなら、
①定期的に通うほうが知識が定着する
②同じテーブルのチームメンバーと仲良くなりやすい
③集中コースだとコーヒーの飲み過ぎでたぽたぽになる(笑) ←通常コースでも結構やばいですw
からです!特に②は結構大きかったのかなと思います。
ベーシックとプロフェッショナルでで私は短期集中コースと集中コースをそれぞれ経験しましたが、圧倒的に通常コースのほうが仲間意識が芽生えていましたw
今でも時々会うぐらいです!
まとめ
コーヒースクールに通って一番大きかったのはコーヒー仲間ができたこと、自分が人より詳しくて好きだといえるものが増えたということです。コーヒーってあまり学校で学ぶイメージは無いと思うのですがだからこそ、UCCコーヒーアカデミーのようなしっかりしたスクールで学ぶことで自分が思いつきもしなかった角度の知識が得られることができるのではないかと思っています。